ツアー詳細
- 標高:
- 1,728m
- 難易度:
- 中級
- 歩行時間:
- おすすめ時期:
- 5月中旬~10月
ツアーのポイント
福島県、山形県、宮城県を巡るモデルコース。
福島県、山形県、宮城県を巡るモデルコース。
磐梯・吾妻地域にあり、標高1600m。一切経山、吾妻小富士、東吾妻山の山々に囲まれている。
安達太良山は、広大な森林に覆われた複数の活火山で構成されています。最高峰は 1,728 メートル (5,669 フィート) で、温泉と噴気口に囲まれています。その壮大さにより、日本百名山の一つに選ばれており、この山を世に知らしめた高村光太郎の詩の題材にもなっています。
仙人沢はかつて行人達の修験の場でした。現在は、ご神体のある本宮への入り口として、参拝バスのの陸地、レストハウスや、大鳥居の横には、一般の方も宿泊できる湯殿山参籠所があり、昼食や参拝、御朱印を頂くことができます。
湯殿山への交通手段は、高速バス山形ー鶴岡酒田線で期間限定の湯殿山口停留所から仙人沢へのシャトルサービスがありますが、年々変わるので事前に鶴岡市観光案内所にお問い合わせください。
参拝バスで5分、歩くと30分で本宮に到着します。ここに何があるかは、昔から、「語るなかれ聞くなかれ」と伝えられています。裸足になり、拝観料を払い、お祓いを受け、お守りと人形(ヒトガタ)を頂き、人形で体の汚れを拭ったら中に入ります。ご神体の前では二礼二拍手一礼しましょう。
湯殿山参籠所では魚もついてくる山の恵みの神社の精進料理がいただけます。ここで昼食の場合は参拝前に予約してください。湯殿山レストハウスには軽食があります。車移動であれば、月山を展望できるそば処、ななかまど亭もおすすめです。
湯殿山は長い間、弘法大師を開祖とする真言宗の聖地であり大日坊などの寺院が管理していました。明治になり湯殿山は神社となりましたが大日坊は寺院として残りました。また江戸時代には天台宗となった羽黒山の寺院の勢力が増したことから、弘法大師も修行したとされる厳しい修行に取り組み対抗しました。こうして現在に残るのが即身仏です。大日坊では、即身仏となった真如海上人を拝観することができます。
十王峠は巡礼の古道六十里越街道の中でも見晴らしの良いところで、庄内平野と日本海を眺望することができます。六十里越街道は塩や紅花の交易路として千年以上前に開削され、室町時代から江戸時代にかけて盛んになった湯殿山への巡礼の路ともなりました。国道ができ、忘れ去られた道でしたが有志により整備され歴史を感じるブナ林のトレイルとなっています。
鶴岡市内ホテルにチェックインしたら、夕食は地域素材を活かした和食やイタリアンがおすすめです。宿坊体験をしたい方、羽黒山の門前には、宿坊街があり、今も20軒ほどの宿坊が参詣者や旅人を受け入れています。大進坊もそのひとつで古くから千葉県の参詣者や内外の旅人を受け入れています。夕食は満足感ある精進料理ですが、仏教の精進料理と異なり、魚も供され、季節の山菜など地域の素材委の料理です。
希望者は信者が修行の時に身に着ける白装束に着替えます。インナーも白いものの方が映えます。
出羽三山の成り立ちなどを聞き、山に入るための浄めのご祈祷を受けます。
宿坊街から隋神門をくぐり、2446段の石段を歩きます。前半は廃仏毀釈の跡など説明を聞きながら、後半は自分で何かを感じてもらうため、山伏のルールに従って「うけたもう」の言葉しか発せずに、山伏修行を体感します。
羽黒山山頂には、月山神社、出羽(いでは)神社、湯殿山神社の神様を祀る三神合祭殿があり、ここでご祈祷を行い、山伏修行体験は終了です。希望者は社務所に申し込んで合祭殿の中に入り祈祷を受けることができます。
羽黒山斎館で精進料理をいただきます。羽黒山の精進料理は元々、山伏が山の中で生きるために山の恵みを食べていたものが、参詣者をもてなす料理になったと伝えられています。
別名花の寺と呼ばれる庭園が美しい玉川寺で休憩。抹茶と季節をあしらった和菓子をいただきます。
鶴岡市内レストラン
バスで行く場合は6時発、7時発でエスモールバスターミナルより月山8合目までのバスがあります。季節運行なので事前に確認ください。
8合目から山頂へは約3時間の行程です。弥陀ヶ原湿原の高山植物や秋には草紅葉の美しいなだらかな山旅ですが、7月上旬は雪渓もあり登山に適した装備が必要です。
山頂からは志津口を目指します。急な下り坂になるので、ゆっくり下りましょう。リフトも利用できます。志津側は4月~7月にスキー場が開業される豪雪地帯で、2月に開催される雪旅籠も幻想的なイベントです。志津温泉は「つたや」が開湯して400年、出羽三山の関所として歴史ある温泉街です。
出羽三山神社の御神酒も醸造する羽黒の酒蔵。酒米も蔵の周辺で栽培し、水も月山の地下水です。
試飲や購入が可能です。見学は事前に相談ください。
鶴岡市内レストラン
善寶寺は1100年以上の歴史があり、竜神を祀っていることから、海の守り神として東日本の漁業者などの信仰を集めてきました。五百羅漢堂や五重塔などは漁業や北前船という交易が盛んだった200~150年前頃に建立されたものです。毎日定時に行われる祈祷に参列する機会があれば是非お勧めします。写仏、座禅などはお問い合わせください。
旅の最後の夜は夕日が美しい湯野浜温泉がおすすめです。旅館の夕食もいいですが、ゆのはま100年キッチンは旅館有志が設立し、各旅館の食材も活用したサステナブルなイタリアンレストランです。
旅館 宿泊
クラゲ展示種類が80種以上で世界トップクラスの水族館です。旅の締めくくりとしてクラゲに癒されるのはいかがでしょうか。
福島県、山形県、宮城県を巡るモデルコース。